キッシー教授のエンタメ経済 エンタテインメント・ビジネス論
マーケティング論で分析を展開
今日は年度末。大学も新学期に向けて準備を懸命に行っています。キッシーもまた、時代の要請に対応する新しい取り組みをしていっています。その1つが学部の講義科目として、「エンタテインメント・ビジネス論」を新規にこの春から開講することになりました。
大学院の経営学研究科では、すでに2003年度から「エンタテインメント・ビジネス研究」として開講してきましたが、学部のレベルの講義は今年から。シラバスの学習目標のところで強調しているのは、この講義は若い受講生諸君には興味のある内容となっています。でも、当たり前なのですが、エンタテインメントを楽しむ時間ではないこと。この点に誤解のある受講生が、キッシーの専門演習の中に時々見受けられたのも事実です。
エンタテインメント産業は実は高度の知識集約型産業ですから、幅広い教養と猛烈な知的関心が要求されます。それを携えて聴講していただき、エンタテインメント産業の全貌を把握するように、勉強していただきたいと言っています。
この講義では、第3次産業のうちで、エンタテインメント産業と呼ばれる分野に焦点を当てて、主としてマーケティング論(時には経済学)の分析枠組みによって分析を展開しようとするものです。
エンタテインメントとは、何か?『エンタテインメント経済学』の著書のあるH.ヴォーゲルによれば、「快い気晴らしの状態を刺激し、亢進し、発生させるものの総称」と定義しています。そこで、これらを生産し流通させる産業がエンタテインメント産業ということになります。
エンタテインメント産業には、メディア型として、映画、放送、ゲームなどが、また、ライブ型として、ギャンブル、スポーツ、舞台芸術、テーマパークなどがあって、音楽は両方の性格を兼ね備えるものされています。さらには、ショッピングや食も含めるという概念拡張とともに、近年“Japanese Cool”ともてはやされる、コンテンツ・ビジネスとも重ねつつ新たな成長ビジネスの内情を示していきたいです。
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